車のうんちく・・・・・ラジエターキャップ
管理人の経験ではハイプレッシャーキャップは使用しないほうが良いです。
ハイプレッシャーキャップは圧力を上げて沸点を上昇させる事でオーバーヒートを抑制する効果が有りますが、
水路に過大な圧力が掛かかった場合に本来であればキャップが開弁し圧力を逃がすのに、それができない
為、他の部分から漏れ出す事があります。特に走行距離が進んだ車では各部の劣化が進んでおり、上記に
該当する可能性が高まります。

管理人の体験ではJZX81当時に取り付けし3ケ月程度使用したところでウォーターポンプから水漏れが発生
しました。キャップを純正に戻して解決なら構わないんですが、一度漏れ出すと純正キャップでも高回転まで
回すと 水が漏れ出すので結果して部品交換が必要になります。ちなみに漏れ止め剤は効果が薄く、
高回転まで回すと、どれも漏れが再発。

管理人的にまとめると、薦めない理由は、
理由@  沸点を上げても熱交換率が低ければ意味が無く、水温上昇が遅くなっても走れるのは2分〜3分の
      違い。サーキットでは全開時間が長いため、純正キャップとの違いは数十秒程度と、リスク対効果で
      考えると、リスクが大きい。
理由A  水温上昇はラジエターの容量不足であり、ラジエターを交換するしか根本的解決とならないので、
      キャップだけで水温上昇は抑制できない。
理由B  社外パーツ(ラジエターやオイルクーラー)が昔に比べ手頃な価格で販売されており、キャップによる
      小手先の細工より効果が大きい。
理由C  ウォーターポンプを交換するのはタイミングベルトの着脱が必要で素人では難しい。また部品代だけ
      で非常に高額な車種もあり、ほんの数分長く走る為に下記の修理代金が必要になる可能性がある
      とすればリスクが大きすぎる。
       JZX81やJZX90系の1JZ-GTE → \62000〜\71300
       JZX100やJZX110系の1JZ-GTE → \16500  
理由D  JZX81などの低年式車両だけでなく購入後1年以内のJZX100で漏れだした知人もいるため、
      年式はほぼ関係ない。

以上の理由から管理人的にはハイプレッシャーキャップの使用はやめた方が良いと考えます。