車のうんちく・・・・・車の電気
電気回路
電気は、プラスからマイナスに流れ、車も同様にバッテリーのプラス端子から出た電気がマイナス端子に戻り閉回路を形成します。
電気は閉回路が出来ないと流れないので、電線1本に留まっている鳥は感電しません(高電圧だと違います)。
車の場合は車体が金属なのでボディ-をマイナス端子として使い、電気負荷(パーツ等)にバッテリーのプラス端子から電線を引き、マイナス側はボディーにアースさせれば閉回路が完成します。

アース
アースは必ずボディの金属部分を探して接続した方が無難です。
既にアースさせた配線の途中に割り込ませると、電気は流れやすい方に流れるので場合によってはアースが効かず電圧が回り込んでしまい、正常に作動しなくなります。無駄手間とならない為にもアースは必ずボディーに直付けし た方が良いです。

ダイオード
セキュリティ等でダイオードを使う事が有りますが、これは電気の流れを一方通行としているので上記のように正常に作動しなかった場合にはダイオードを入れると正常に動作する事があります。

バッテリーについて
バッテリーは放電しきったら、再使用は難しいです。バッテリーは内部の電極板と電解液が化学反応を起こし電圧を発生しています。放電しきると電極板に化学物質が付着し有効面積が狭められ、化学反応が活性化出来なくなるので、バッテリーの能力が低下し常に充電不足な状態になります。
通常の場合、充電により電極板に付着する物質を除去出来るため、バッテリーの能力は低下しません。 (経年劣化は別)。車のバッテリーは鉛蓄電池で、上記の様な特性が有ります。

泥棒配線キット
カー用品店で売られている配線を挟んで接続する青とか赤の物は接触不良になる事が多いので、配線に合った物を選ぶ事と、取付後にテスター で電圧確認をした方がいい。
取付直後に大丈夫でも配線がずれただけで接触が悪くなる為、前後の配線を固縛する事も場合によっては必要です。理想的な接続はハンダ付けですが、そこまでするのは面倒ですよね(笑)

アーシングの必要性
原理は単純でバッテリーのマイナス端子は1本又は2本程度の太い配線でボディアースされていますが、バッテリーへの戻りをここ1点だけにすると電気回路として回路全体が長くなってしまう電気負荷が出てきます。回路が長くなると抵抗値が増加し電圧が低下するので、色々な箇所にアースを接続し回路の距離を短くしています。またアース線も経年劣化で接触が悪くなるのでそれを補う役目も有ります。 市販品は見た目重視なので効果を求めるなら自作で十分。