車のうんちく・・・・・プラグ交換の必要性 |
プラグの予備知識 熱価 燃焼室内部は最適な温度範囲が有り、それに合わせてプラグの熱価が決めらます。 冷えてるとガソリンの気化も悪化し燃焼も均質に出来なくなる。 ただしこれはノーマル状態の話で、ブーストアップ等により混合気が多くなれば、発熱量も増えるので、ノーマルの燃焼室温度に戻すには必然と熱価の高いプラグが必要になります。 一般的にブーストアップ仕様では熱価を2番上げます。ただし地域事情が有りますから外気温が低い北日本だと2番上げで良いかと言えばそうでも無い様です。 ちなみに私の周りではノーマルプラグでブーストアップしていたら、プラグの先が溶けて脱落し、ピストンに穴が開いたなんて人もいます。 1JZではノーマルが6番なので、ブーストアップ程度なら8番を選択すればOK。 タービン交換車などや排気温度が高い場合は9番も選択可能。管理人はポン付けタービンですが排気温度が高いので9番を使っています。 電極 レーシングプラグや先の細いイリジウムプラグでは適正な火花が飛ぶ様に出荷時点でギャップ調整された状態になっているため取付前のギャップ調整は不要。 また電極の清掃は電極を痛める恐れがあるため、NGです。 レーシングプラグや極細電極(イリジウム)プラグとノーマルプラグの違い ノーマルプラグは電極の消耗を抑え、長期間に渡り同じ性能を維持するように電極を太くしています。 レーシングプラグ等は電極の消耗を抑えるより使用期間は短くても、より強い火花を出す様に電極を細くしています。一般的に火花の強さは電極が細いと強くなり、火花が強いと混合気の燃焼が早まります。 この着火性能の違いは混合気が最大の燃焼圧力に達するポイントに影響するので場合によってはノッキングが発生することもあります。 また過給圧が高いほど、火花の飛びが抑制され失火する可能性が高まります。 この為ブーストアップ等を実施した場合にはプラグを交換しないと本来の性能を発揮できなかったり、エンジンを破損する可能性が有ります。 プラグの規格 現在有るプラグの規格は「JIS規格」と「ISO規格」です。 JIS規格品はCA18DET等の主に旧型のエンジンに使われます。 ISO規格品は現在使われている標準の規格で、1JZやSR20などはISO規格品となります。 余談ですがISO規格が標準のエンジンにJIS規格のプラグを付ける事は出来ますが、全長が違うので電極部分が若干、下に伸び圧縮比が上がります。よってターボ車では間違えない様に注意が必要です。 接続位置 プラグコードの接続位置を間違えると、最初は普通でも段々と具合が悪くなりエンジンが始動不能に・・・、 最終的にプラグが壊れます。ハーネスの長さが決まっているので、間違えにくいですが交換前は最初の状態を必ず確認しておきます。 プラグ取付時 プラグをヘッド内に落とすと電極が潰れてしまうので、取付は必ず専用の工具を使って落下させないように注意が必要です。 プラグの交換時期 レーシングプラグは寿命が短いため一般的に3000km毎の交換を推奨。 管理人はイリジウムプラグを使ってますが、交換は早めが良いと分かっていても価格が高い分、先延ばしにしてしまうのが実状です。この為、アイドリングが不安定になったりノッキングが多く出る様になったら交換してます。また上記の症状が無くても、最長で15000kmを目安に交換する様にしています。 |