車のうんちく・・・・・タイヤの空気圧
タイヤの空気圧は概ね2.2kg前後が一般的。
標準の空気圧は静粛性・燃費・走行性能・乗り心地を両立した空気圧と言えますが、管理人的には、
一般論だと考えており、実際は車の用途に応じて空気圧を変更するのが本来ではないかと思います。
足回りを変えたりホイールを変更すれば自ずと走行性能や乗り心地も変化しますので。

空気圧を標準より上げた場合、一般的に次のような変化が出ます。
@タイヤが丸みを帯びてトレッド中心を使うので、中央部分の摩耗が早くなる。
Aタイヤの反発力が強まり乗り心地が悪化(ポンポン跳ねる)する。
Bタイヤの接地面が減り接触抵抗が減少するため燃費が良くなる。
C接地面が減ったためグリップ力が落ちてロードノイズは低減する。

次に空気圧を標準より下げると下記の様な変化が出ます。
@タイヤが歪みショルダー部分を主に使うので、両端の摩耗が早くなる。
A空気圧低下によりタイヤの反発力が弱まり乗り心地がフワフワする。
Bタイヤの接地面が増え接触抵抗が増加するため燃費が悪くなる。
C接地面が増え、グリップ力が向上するがロードノイズも増加する。
Dタイヤが垂れ易くなる。

空気圧の変更例や挙動
@ドリフトでリアのグリップが強すぎてケツが出ない、またはアンダーが出る場合
  空気圧を0.5kg〜1.5kgの範囲で上げてやるとケツが出易くなります。

Aドリフトでリアが止まらない、またはオーバーステアが強い場合
  空気圧を0.5kg程度落として様子を見る。引っ張りタイヤの場合、空気圧を下げすぎるとタイヤが
   はずれる恐れあり。

Bハンドルが異常に取られる、または一方にだけ取られる。
  空気圧がおかしい可能性が有るのでタイヤのたわみ具合を確認する。
   目視で分からない時は空気圧計で確認する。

Cフロントのアンダー傾向が強い。
  フロントタイヤの空気圧を落とす。