セッティング部屋
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パワーFCに関する質問

不具合の一般的な事例と対処法

管理人参加のパワーチェック結果
パワーチェック1st
パワーチェック2nd
パワーチェック3rd

管理人のセッティング経過

基礎知識
一読した方が良いと思いますが、管理人の主観が含まれるので鵜呑みにするかは、ご一考を!
セッティング前の初期状態構築
消耗品は交換を行い、各部の清掃を行うなど予めセッティングのベースになる状態を作る必要がある。
セッティングは車からの情報を元に調整するので各センサーや消耗品の機能が低下していると本来の性能が確認できなかったりするので必ず交換または清掃を行うこと。主にやることは、
 エアフロセンサーの清掃
 エアクリフィルター交換(使用距離や期間が極めて短いなら交換しないでOK)
 点火プラグの交換(使用距離や期間が極めて短いなら交換しないでOK)
 排気漏れの有無確認
 エンジンコンディショナー等による内部清掃
です。
空燃費と燃調
空燃費とはシリンダーに供給される混合気の割合を言い、ガソリンを「1」とした場合の空気量を表す数値で、例えば14.57だと、ガソリン「1」に対して空気量が 「14.57」であることを意味する。
14.57はガソリンと空気の理想的な比率と考えられ、理想空燃費と言い最も燃焼効率が良いと言われますが、パワーを出す事だけを考えれば一般的にはNAの場合12.5付近、ターボ車の場合は11.0付近が最も良い空燃費と言われ、これをパワー空燃費(確かこんな名前)と言う。

空燃費の調整
低回転低負荷状態(1速とか2速でアクセルをあまり踏まない状況)ではO2センサーで空燃費制御を行い、設定された空燃費(概ね14.5付近)を目標に燃料噴射量を制御している。
JZX100のパワーFCでは概ね3000rpm付近までの低負荷領域でフィードバック制御を行いO2センサーの測定値に応じて燃料噴射量を制御、設定された目標空燃費に合った燃料噴射が行われていると考えて差し支えない様です。もちろん燃料マップの設定空燃費を小さくすれば、その数値を目標に制御する。
純正のO2センサーは14.57と言う理想空燃費付近は正確に測定できるが10.5等に濃くした場合は、正確に測定ができない為、燃料が濃い事は判断できても正確な数値までは測定できないらしい。

空燃費の目標値
一般的に次の様に言われている。
 @アイドリング〜3000rpm付近の低負荷状態では14.57〜14.0付近を目標。
 A3000rpm以降又は低回転高負荷の領域(過給圧0kg〜0.5kg程度)では12.5〜11.5付近を目標。
 B過給圧0.5kg〜1.0kgだと11.5〜10.5付近を目標。
 C空燃費10.0以下は濃すぎ!
上記はあくまで一般論ですが管理人も上記数値を参考に調整している。
ただパワー空燃費に合わせると耐久性が落ちる為、高回転高負荷領域では概ね11.0以下を目安にしているみたいです。エンジンの状況に合わない空燃費となっている場合は、一般的に次の様な症状が表れる。
 @回転落ちが悪くなる
 A吹け上がりは軽いが回るばかりで加速感が弱い
 Bエンジンからカリカリまたはチリチリと音がする
 C排気温度が高すぎる
 D加速途中の息継ぎ感
 E吹け上がりが重い
 F加速時に黒煙が多量に出る
 G加速時のもたつき感
ガソリンの噴射量に対して空気が多すぎる場合には、@ABDが主な症状。
逆に空気量が少ない場合には、CEFが主な症状。
燃料は濃すぎても、薄すぎてもパワーは出ないので調整が必要になる。純正のECUではエンジン保護の観点からBのノッキングについて避けるように設定されており、一般的に高負荷の領域では燃料を非常に濃くしている。これを適正にする事でパワーUPできる。
ガソリン
ガソリンは必ずハイオクを使うこと。
ハイオクはオクタン価が高くノッキングさせにくい性質が有るので、結果してレギュラーよりも点火時期を進める事が可能になり、より最適なタイミングで点火させる事が可能になる。
オクタン価が高いと点火した際に完全燃焼するまでの時間を伸ばす事が出来るらしく、これが最適な燃焼に結びつく様です。
またパワーFCにはレギュラーガソリン用の燃料マップが無い為、レギュラーガソリンを入れて走行すると坂道などエンジンに負荷が掛かる場所ではエンジンから、カリカリ・・・・とかチリチリ・・・・と間違いなく音が出る。これはノッキングなので要注意。純正ECUでは双方の燃料マップや点火マップを持っておりレギュラーガソリンではハイオクガソリンよりも点火時期を遅らせたマッフを使う事になっているため、ノッキングは出ない様になっているが当然パワーも出ない。
点火時期
点火時期はクランクシャフトの角度に対した点火タイミングを角度で表したもので、点火タイミングが適正でないとパワーが出なかったり、エンジンの動きを阻害する様に作用してしまうため、圧縮上死点手前で点火しピストンが上死点通過後に混合気が最大の爆発力でピストンを押し下げると最もパワーが出る。
しかしながらこのポイントはノッキングの発生を必ず伴い、一般車ではエンジンの耐久性が低下してしまう為、点火時期を遅らせて、エンジンの劣化を抑制しつつパワーが出る様にしている。
セッティングはこの安全マージンを削る代わりにパワーを得ようとする目的の為、点火時期を進めすぎるとパワーは出てもノッキングを多発させる事になりエンジンブローになる可能性も高まる。
極端な例で説明すると、
 点火時期進めすぎ
  ピストンが圧縮しようとしているのに点火してしまい、燃焼が広がりピストンを押し下げようとしてしまう。
 点火時期遅すぎ
  圧縮が終わり、下がるピストンを燃焼圧力が追いかけても容積が広がっている為、燃焼圧力を最大限に利用できない。

混合気を燃焼させる場合、点火してもすぐに大きな爆発にはならず、燃焼が伝播して最終的に大きな爆発になるので、点火してから最大の爆発力を得るまでにタイムラグが生じる。よってこれを